2014年からふるさと納税制度を利用し始め、現在、のべ300以上の自治体から返礼品を取り寄せたことがある私(ふるさと納税の仕組みは下記記事を参考に)。
今回はその経験を活かし、みなさんにおすすめできるお得なふるさと納税先をまとめてみたいと思います。
『納税で返礼品が欲しいんだけど、どこに納税するのがお得かわからない…』という方は是非、参考にしてみてくださいね。
お得な返礼品を探す方法:
人気ランキングで返礼品を選ぶ:
まず、ふるさと納税でもらえる返礼品の中から、お得なものを見つけたい…という場合には、自分自身で選ぶよりも、各ふるさと納税の情報サイトに掲載されている「人気ランキング」をチェックしてしまうほうが早いです。
これは単純な話、多くの人がもらっている返礼品=お得であることが多いため。
実際、TOP10に入っている返礼品は非常に魅力的なことが多いので、下記のランキングの中から自分が欲しい返礼品を見けるのはひとつの手だと言えます。
わざわざ自分で探す必要性はありません。
ジャンルを絞って人気返礼品を探してもOK:
また、お肉ならお肉、お酒ならお酒…といった具合に、欲しい返礼品のジャンルを絞った上でランキングを確認してみてもOK(下記は各ふるさと納税ごとのカテゴリ別ランキング)。
ふるなび | さとふる | 楽天ふるさと納税 |
---|---|---|
こうすればどの返礼品がお得でどれが損なのか…という目安がなんとなくわかるので、あとはその中から自分が欲しいものを選べば損する可能性は低くなることでしょう。
身も蓋もありませんが、これでお得な返礼品探しなんて終わりです(敢えてふるさと納税の情報サイトや、専門家おすすめの返礼品を知る必要性はないってこと)。
お得なお肉を貰うと結構危険:
ふるさと納税のおすすめ返礼品をチェックしていると、1万円の納税で4kgの豚肉が貰えたり、10kg近くの鶏肉が送られてくる…という返礼品を見つける場合がありますが、こういったものをお得さだけで取り寄せるのはちょっと危険。
なぜなら一般家庭に設置されているような冷蔵庫に、それだけ多くのお肉を詰め込むのは物理的に不可能だからです(苦笑)
- 1kgのお肉:ほぼ大丈夫
- 2kgのお肉:冷凍庫に空きがないと厳しい
- 4kgのお肉:大家族やおすそ分け先がないと無理
- 10kgのお肉:飲食店経営者でもない限り無理
実際、私も過去に4kgの豚肉をもらってしまったことがありますが、その時は3日連続くらいで豚肉鍋になりました。ええ、まさに自業自得…なんですが、お得な返礼品は量が多い傾向があることは覚悟ください。
父親に自転車もプレゼント出来た:
ふるさと納税で貰えるのは家電やパソコン、食品などなどだけではありません。
たとえば2016年は父親にブリジストン製の自転車をプレゼント。高齢の父親としては近場の自転車屋さんで売ってるような2万円弱の安物自転車で良かったようなのですが、個人的には事故がすこし心配だったので乗りやすくフラフラしないものを選択させていただきました。
このようにふるさと納税はなにも自分で消費をするために貰わなくてもOK。
返礼品を自宅以外に送ってもらうことも出来るので、両親や兄弟はもちろん、いつもお世話になっている方へのお中元&お歳暮としても使えますよ。
ふるさと納税の少し変わった活用方法:
次に、ふるさと納税制度をさらに効果的に活用するための方法についても紹介しておこうと思います。
使い方をすこし変えるだけで、ふるさと納税は日本中から様々な返礼品を集めるだけの制度ではなくなりますよ。
ふるさと納税をお歳暮代わりに使う:
ふるさと納税の返礼品は、自分が今住んでいる自宅宛に必ず送らなくてはいけないものではありません。
そのため、たとえば実家の両親宛に返礼品を送付するとか、お世話になった取引先にお中元やお歳暮代わりに返礼品を届ける…といった使い方でもまったく問題なし。
- 配送先を自宅にする:家計の足しになる
- 配送先を取引先にする:お歳暮やお中元になる
- 配送先を故郷の家族にする:親孝行になる
なかなか自腹でお歳暮を送ることは難しくても、ふるさと納税でならお肉やフルーツを贈ることが可能…という方も多いことでしょう。
両親に定期的に返礼品を送ってる私:
ちなみに私も普段、お世話になっている取引先に高級牛肉を送付したり、両親宛には野菜や干物のセットを送るなど、返礼品を活用中。
さすがに対等な関係ではない取引先に対して返礼品を送るのは失礼にあたりますが、フレンドリーに話ができる取引先や、こちらが仕事を振っている外注さんに送る分には失礼にあたることもないので、納税可能上限が多い方は上手に活用してみてください。
- 親しい取引先:ふるさと納税を活用可能
- 重要な取引先:避けたほうが無難かも
中でも下記のようなハムセットは使いやすいですよ。
ふるさと納税で国内旅行を堪能する:
全国各地にある旅館やホテルの宿泊料を、ふるさと納税によるポイント獲得で払ってしまおう…というのがふるなびトラベルです。
こちらを利用すれば長野県に1泊2日のスキー旅行に行くことも出来ますし、富士山観光や京都観光…なんていうのも可。
面白いことに泊まりたいホテルや旅館を見つけた後に納税すればいい形のサービスなので、もし『ここに旅行に行ってみたい!』と思える市区町村があれば是非、活用してみてください。
- 泊まりたいホテルや旅館を選ぶ
- そのホテルや旅館のある自治体にふるさと納税する
- ポイントが発行される
- そのポイントを使って希望の宿泊先に泊まる
詳しくは下記、公式サイトの解説をどうぞ。
ロールスロイスで高級旅館宿泊:
神奈川県秦野市が御礼品として用意している「元湯陣屋のロールスロイスでの送迎付き~貴賓室《松風》と豪華・貴賓会席プラン(一泊二食・1名様)」はなんと、東京都内までロールスロイスで迎えに来てくれる宿泊プランです*1。
実は2016年にこのプランを利用させていただいたんですが、個人的にロールスロイスに乗るのははじめて…ということもあり非常に良い経験に。
加えて宿泊先の元湯陣屋さんも趣がある良い旅館だったので、ゆったりとした2日間を味わうことが出来ました。
都内及び近郊から高級車「ロールスロイス」でのご送迎付で、非日常的でラグジュアリーなひとときをお過ごしいただけます。
貴賓室の「松風」又は「狩鞍庵」での宿泊と、ご夕食は高級食材をふんだんに使用した最高峰メニュー「夢浮橋会席料理」をご堪能いただけます。
みなさんも納税枠に余裕がある…という方は、余った分を全額、こちらに突っ込むくらいの感じで利用してみてはいかがでしょうか?
夫婦2人、恋人と2人での利用がおすすめです。
定期配送のあるプランがおすすめ:
ふるさと納税経由で貰える返礼品は、すべて1回きりの返礼品ではありません。
中には毎月野菜が届く6ヶ月お届けプランとか、毎月違う種類のフルーツが堪能できるお楽しみプランなどなど、定期的になにかが届くプランも存在します。
こういったものを活用すれば1年を通してふるさと納税の恩恵を受けられるので、家庭の食費等を節約したい方におすすめなんです。
ビール党の方は毎月ビール箱が届くプラン…なんてものもありますよ。
様々なものが貰えるふるさと納税:
今回紹介した一部の自治体以外にも、どんな返礼品があるかどうかを知りたい…という方のために、当サイト『ふるさと納税の読みもの』が過去にまとめた記事をいくつか紹介。
数は少なくなってきていますが、パソコンや家電等の高額品、そして旅行券やギフトカードなどの商品券もあるので要注目です。
ふるさと納税でパソコンを貰う:
ふるさと納税で最新のノートパソコンやデスクトップパソコンが欲しい…という方は下記記事を参考に。
正直、年収にして1,000万円以上の方でもないとなかなか貰えないシロモノばかりですが、高額納税者なら最新のVAIOやNEC製のパソコンを貰う…なんてことも可能です。
私も過去、NEC製のノートパソコンを山形県米沢市から貰って助かりました。
ふるさと納税で家電を貰う:
最新のパソコンではなく、掃除機や洗濯機、電子レンジといった家電を貰いたいという方は下記記事が最適。
品番や色・サイズなどを選ばなければ、SONYやHITACHIの最新家電をふるさと納税でもらうことができますよ。
高所得者な方なら、自宅で使うすべての家電が揃ってしまうことでしょう。
タブレット端末を貰う:
パソコンはちょっと高すぎて手が出ない…という方にはタブレット端末もおすすめ。
メーカー等を問わなければ10万円前後の寄付でWindowsタブレットの入手が可能なので、仕事や私生活でタブレットが必要ならチェックをどうぞ。
私も過去、エプソン製のタブレット端末をふるさと納税でいただきました(結局、ほとんど使ってないんですけどね…)。
年末ギリギリならポイントに変える:
ふるさと納税可能な枠が余っているんだけど、年末ギリギリすぎてどこの自治体に寄付していいか選びきれない…という方は、下記記事を参考に。
ふるさと納税可能な金額を一旦ポイントに変えた後に、翌年、好きなタイミングで返礼品を貰うことができるポイント制度を紹介中。
これならゆったりとお米やお肉、魚介類といった、おすすめの返礼品を選ぶことが可能です。
- 通常の自治体:12月31日までに特産品を選ぶ必要性あり
- ポイント制度の自治体:寄付から1~2年以内に特産品を選べばOK
私も近江八幡市や長崎市などのポイントを保有し、冷蔵庫の中に野菜がなくなったタイミングで発注しています。
ふるさと納税でビールを貰う:
最後は個人的な趣味も含め、ふるさと納税で缶ビール1ケースが貰える自治体をまとめた記事を紹介しておきます。
まぁ缶ビールなんて別にふるさと納税で貰わなくても、楽天市場やAmazonで購入して送ってもらえばいいんですが、自分で買ったビールではなく納税で貰ったビールという点に価値あり(笑)
- 自分で買ったビール:発泡酒にすれば良かったと少し後悔?
- タダで貰ったビール:ビールでも美味しく飲める
タダで飲める酒ほど美味いものはないので、是非、みなさんも1年頑張ったからこその美酒を味わってもらえればなと思います。
1万円しか納税できなくてもふるさと納税はお得:
『納税可能な金額を調べてみたら、自分には1万円くらいしか寄付できそうもない…』という場合でも、ふるさと納税制度は非常におすすめ。
下記記事で紹介しているような返礼品を貰えれば、わずか1万円だけだったとしても家計にとって大きな節約になるからです。
また、ワンストップ特例制度を利用すれば確定申告等の面倒な手間を省くことも可能…と、ふるさと納税制度そのものの使い勝手も良くなってきていますよ(ワンストップ特例制度の解説はこちら)。
ふるさと納税で返礼品を入手しよう:
ここまでふるさと納税のおすすめ返礼品についてまとめてさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
前述のように年収200~300万円でもふるさと納税は十分に活用できる制度なので、是非、自分には関係がないと思わずに今年から納税に挑戦をしてみてください(自分がどのくらい納税可能かについては、下記計算サイトを参照に)。
きちんと理解すれば自分がどのくらいの所得税や住民税を払っているかとか、世の中の税金の動きはどんな流れなのかがわかるので、お金に関する知識が深まりますよ。
以上、おすすめのふるさと納税先はこれだ(2022年版)!人気ランキング上位の自治体に寄付をして、還元率の高いお得な返礼品を貰おう…という話題でした。
参考リンク:
『そもそもふるさと納税ってなに?』とか、『どうやったらおすすめの返礼品が貰えるの?』といったふるさと納税未経験者の方は下記記事を参考に。
納税の仕組みから、返礼品が自宅に届くまでの流れについてわかりやすく図解で紹介しています。
*1:ちなみにロールスロイスはロールスロイスでも、ファントム…という更にハイグレードな超高級車に乗せてくれるプランです。新車なら5,000万円以上する車なので、こういった車に乗るという行為自体が良い経験ですね。