今回は『ふるさと納税でパソコンが欲しい!』という方向けに、パソコンを返礼品としてプレゼントしている自治体の情報をまとめてみました。
元ソニーのVAIOやNECのLAVIEあたりは、返礼品として登録されるや否やすぐに申込が殺到してしまう傾向にあるので、実質タダでPCが欲しい方は常に最新情報に目を光らせつつ、欲しいパソコンを入手してもらえればなと思います。
※ふるさと納税とは何か…を知らない方はこちらの図解記事を先にどうぞ。納税でパソコンを貰うためには基本を理解する必要性有りです。
ふるさと納税でパソコンが貰える自治体:
早速、ふるさと納税でパソコンが貰える自治体をまとめてみました。
これらの自治体に納税をすれば最新のデスクトップパソコンやノートPCが貰えるので、納税額に余裕がある方はチェックしてみてください。
1.長野県安曇野市:
長野県安曇野市は主にVAIO系のノートブックパソコンを返礼品としてプレゼントしてくれる自治体。
最新モデルのVAIO SX12やSX14などがその対象となっているので、VAIO好きならここが狙い目ですね(VAIOは提供個数に限りがあるので注意!)。
また、選択肢は限られますが、Endeavorのデスクトップパソコンも用意があるので、デスクトップPCが欲しいも併せてチェックしてみてください。
ハイスペックなパソコンをふるさと納税で入手することが出来ますよ。
2.長野県飯山市:
長野県飯山市はたぶんですが、パソコンをふるさと納税の謝礼品にした元祖の自治体。
主にマウスコンピューター製のパソコンがその対象ですが、他の自治体とは異なり、デスクトップパソコンのラインナップが多めになっているのが魅力です(引用元)。
株式会社マウスコンピューター(英語:Mouse Computer Co.,Ltd.)は、東京都中央区に本社を置く、パソコンの製造・販売を行っている企業(パソコンメーカー)である。通信販売によるBTOを主たる販売方法とする、いわゆる直販メーカーである。
2006年10月に株式会社MCJから会社分割されて設立した。
2008年10月にパソコン機器メーカーの株式会社イーヤマを吸収合併しており、iiyamaブランドのモニターの発売元でもある。
過去には配布をやめていたことも:
そんな飯山市は一時、総務省からの通達でパソコンを御礼の品としてプレゼントするのをやめていた時期あり。
それゆえ、再度、また同じように通達を受けて受付が止まってしまう可能性もありますので、応募をするなら早めにどうぞ。
3.山形県米沢市:
NEC製のノートパソコンであるLavie等を返礼品に登録しているのが、山形県の米沢市です。
こちらの米沢市も一時期、総務省の通達によってパソコン配布を中止していまいましたが、2019年9月に晴れて復活。
また配布が中止されてしまう可能性もあるため、ふるさと納税でパソコンが欲しい方は早めに寄付をどうぞ。NECが製造を担当している、LenovoブランドのThinkPadも貰えますよ。
ふるさと納税でカメラを貰った経験:
私は2015年末、ふるさと納税経由でキャノンのミラーレス一眼カメラを貰ったんですが、お礼品が届くまでの流れとしては通販サイトで購入するのとほとんど違いはありませんでした。
ただ唯一違うな…と思ったのは、ふるさと納税申込からカメラが手元に届くまでに時間がかかったこと。
- 通販:3~5日程度で届くのが普通
- ふるさと納税:手元に届くまで1週間以上の時間がかかる
早い場合で1週間程度、遅い場合には2ヶ月以上待たされることもあるようなので、その点のみ理解した上で申し込んでもらえればと思います(パソコンはカメラより届くのが遅いです)。
納税でパソコンを貰うための知識:
ここで参考までに、ふるさと納税でパソコンを貰うための知識等をまとめておきたいと思います。
残念ながらふるさと納税は誰にでも使える納税制度ではないので、利用をする場合にはちゃんと自分が使えるかどうかを含め、しっかり確認をしてから納税することが非常に重要。
無知なまま納税するとむしろ損してしまうことになりますよ。
パソコンは高所得者向けの返礼品:
まず、いくら無料でパソコンが欲しい…と思ったとしても、ふるさと納税でパソコンを貰うためには高所得者である必要あり。
残念ながら年収にして1,000万円に届かない方の場合には、どこをどう頑張ったとしてもふるさと納税でパソコンを貰うことは難しいため、最初から諦めてしまったほうが無難かもです。
- 年収1,000万円以上の方:貰える可能性あり
- 年収1,000万円未満の方:他の返礼品の検討を
庶民でも狙えるような返礼品ではありません。
実は年収1,000万円でも厳しい:
尚、ふるさと納税でパソコンが貰えるボーダーラインというのは、過去、年収700~800万円あたりにあったんですが、総務省による規制強化により、現在ではだいたい1,200~1,300万円あたりに上昇済み。
- 過去:年収700~800万円でもパソコンがもらえた
- 現在:年収1,200~1,300万円程度が最低LINE
しかもそういった高所得者ですら貰えるパソコンは低価格モデルが中心なので、高性能なパソコンが欲しいのであれば最低でも2,000万円くらいの所得が必要かもですね。
要は大企業の役員クラスや、中小企業の社長向け…といったところでしょうか。まさに高嶺の花です。
※自分がいくらまで納税可能かどうかはこちらの計算機や下記記事を参考にしてください。パソコンを貰うことを諦めきれない…という方もどうぞ。
ふるさと納税でパソコンを貰う注意点:
次に、ふるさと納税制度を通してパソコンを貰う注意点としては、ふるさと納税経由だとパソコンが手元に届くまでに時間がかかるという点。
自治体によっては到着まで2ヶ月以上かかる自治体もあるため、急いでパソコンが欲しいとか、今使っているノートPCが壊れそうだ…という場合にはふるさと納税は不向きだと言えそうです。
貰える自治体も非常に少ない:
加えて、ふるさと納税経由でパソコンをもらおうとしても、正直、その対象となるパソコンが少ないのもネック。
たとえば富士通やPanasonicの人気パソコンを貰うことは出来ませんし、同様にiMacやMacBook Airといったアップル製のパソコン入手も無理…と、こだわりをもってパソコン選びをしたい方にとっては厳しい状況がありますね。
- こだわりが少ない方:ふるさと納税でOK
- こだわりが強い方:ふるさと納税は不向き
反面、『自宅用だし、パソコンならどれでもいいや』という方や、所得が高すぎて家電やパソコンじゃないと納税枠を使い切ることが出来ない方にパソコンはおすすめ。
実質無料で最新パソコンが貰えるとか、ふるさと納税サマサマになることでしょう。
山形県米沢市に納税してみた:
ふるさと納税制度を利用可能な枠が余ったので、私もNECのノートパソコン「NEC LAVIE Direct HZ」欲しさに、山形県米沢市に納税をしてみました*1。
公式サイトに1ヶ月~1ヶ月半程度は配送にかかるという記述があった通り、手元に届くまでにはそのくらいの期間がかかりましたが、ノートパソコンは無事、自宅に到着。
ふるさと納税経由での申込でしたが、パソコンそのものはNEC Directから直接、自宅に届けられる形となりました。
よくある質問とその答え:
まだまだ疑問がある…という方向けに、ふるさと納税関連のよくある質問とその答えを作ってみました。あわせて参考にどうぞ。
Q.なぜ実質タダなのか?
ふるさと納税をすればなぜ実質タダでパソコンが貰えるのか…というと、これはふるさと納税の自己負担金2,000円分くらいであればクレジットカード決済で得られるポイントで回収ができるためです。
特にふるさと納税でパソコンをもらうには10万円単位の寄付が最低でも必要。
それゆえにポイントが貯まりやすいクレジットカードを使って寄付すれば、まさにザクザクとポイントを得ることが可能なんです。
結果、2,000円くらいの自己負担ならクレジットカードポイントで得られるので、このページでは「実質タダ」という表現を使わせてもらっています(詳細は下記記事参照)。
Q.人気のiMacやMacBook Airは無いの?
世間的にも人気の高い、iMacやMacBook Airといったアップル製のパソコンは、残念ながら返礼品の登録はなし。
これはそもそもの話、ふるさと納税は自治体を応援するための制度ゆえ、この先、アップル製のパソコンが日本国内で製造でもされない限りには返礼品として登録されることはないことでしょう。
- アップル製品が国内で生産開始される:返礼品になるかも
- アップル製品が現行のまま海外生産:返礼品になる望み薄
要するに海外製のパソコンをふるさと納税で入手するのは難しい、そういうことです。
2019年6月の規制強化で更に難しく:
それでも過去にはiPadやApple Watch等のアップル製品を返礼品として配布してくれる自治体があったのも事実ですが、2019年6月に実施されたふるさと納税の新規制によってその可能性は完全に消滅。
- 2018年以前:アップル製品が返礼品に存在した
- 2019年6月以降:返礼品としての登録不可に
どんなに待ちわびたとしても可能性はゼロなので、待つだけ無駄ですよ(ふるさと納税でもらえるタブレット端末については下記記事を参照)。
Q.楽天ふるさと納税はなぜお得?
今回紹介した長野県安曇野市への納税については、「楽天ふるさと納税」を経由して納税をすることが出来るためかなりお得(※2019年12月現在、楽天ふるさと納税でのパソコン取扱は停止中)。
下記記事で詳しくその説明をしていますが、楽天スーパーセールや楽天お買い物マラソン経由で納税をすれば納税額の20%以上のポイント獲得も夢ではないので、ふるさと納税の自己負担金などすぐにポイントのみで回収できることでしょう(楽天ふるさと納税で貰える楽天市場のポイントに加え、楽天スーパーセール&SPU経由で得られるポイントを組み合わせると、理論上、20%以上のポイント獲得も可能)。
パソコンの登録が少ない楽天ふるさと納税:
反面、楽天ふるさと納税はパソコンや家電等の返礼品取扱が少ないのがデメリット。
そのため、ふるさと納税でパソコンが欲しいなら、電化製品の返礼品も充実しているふるなびのほうがおすすめかもしれません。
タブレット端末や掃除機などの家電ももらえますよ。
他にも自治体はあったものの:
最後に、今回紹介した自治体の他にもデスクトップパソコンやノートPCを御礼の品としてプレゼントしてくれる市町村がいくつかあったのですが、総務省の通達などによって現在ではパソコンや家電の配布をやめてしまいました。
- 宮崎県宮崎市:過去にDELLパソコンが貰えた
- 静岡県焼津市:過去にiPadが貰えた
- 神奈川県大井町:過去にNECのLavieが貰えた
- 島根県出雲市:過去に富士通のFMVが貰えた
- 神奈川県綾瀬市:過去にデジノスのノートパソコンが貰えた
そのため、ふるさと納税の御礼品としてパソコンが欲しいであれば、今回紹介した3つから選ぶのが無難。
これらの自治体は現在でも辛うじてパソコン配布を続けてくれているのでおすすめですよ。
以上、ふるさと納税でパソコンが貰える自治体(2019年12月版)!今すぐふるさと納税をして、実質タダでVAIOやNECパソコンを貰おう…という話題でした。
参考リンク:
ふるさと納税をクレジットカード払いでするなら、ポイントが貯まりやすいカードで払うのがお得。
誕生日のある月にあわせて、ライフカードで払うなどがいまだとお得です。
*1:ちなみにNEC LAVIE Direct HZを貰うためには40万円をふるさと納税する必要性があるため、さすがに納税する瞬間は手が震えました(苦笑)。まぁすべてクレジットカード払いなので、仮に納税がうまくいかなかったとしてもカード会社に依頼して請求を止めてもらえばOKなんですけどね。そういった意味でもカードで納税をするのはおすすめです。