ふるさと納税の読みもの

300以上の自治体にふるさと納税したことがある著者が、ふるさと納税について語るサイトです。

2019年12月現在でも、ふるさと納税で旅行券が貰える自治体まとめ!大手旅行代理店のJTBや日本航空で使える旅行券を入手しよう。

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今回は、ふるさと納税制度を利用していろいろなところを旅行したい…という方のために、ふるさと納税で貰うことができる旅行券をまとめてみたいと思います。

お米やお肉といったモノ消費ではなく、旅やグルメといったコト消費のほうに興味がある方は参考にどうぞ。

うまく活用すれば飛行機代からホテル代に至るまで、ふるさと納税ですべてを賄うことが出来ますよ。

ふるさと納税の仕組みがよくわかっていない方は、こちらの図解記事から先にお読みください。理解せずに納税してしまうと、逆に損してしまうこともありますよ。

ふるさと納税で貰える旅行券について:

行き先を限定した旅行券のみが存在:

まず、ふるさと納税で貰うことができる旅行券は主に4種類のみ。

2019年1月までは日本旅行や近畿日本ツーリストで自由に使える旅行券も配布されていたんですが、2019年6月以降はすべて配布が終了済。

現在では箱根なら箱根のみ、長崎なら長崎のみ…といったように、行き先を限定させた旅行券&クーポンのみが配布されている状況です。

なぜ自由に使える旅行券は消えたのか?

ではなぜ、2018年に旺盛を極めたH.I.S.ギフト券や日本旅行ギフトカード等が返礼品から一斉に消えてしまったのか…というと、これは2019年6月に創設された、実質的なふるさと納税の規制強化によるもの(引用)。

地方税法等の一部を改正する法律の成立により、6月1日以降、ふるさと納税に係る指定制度が創設されます。

具体的には、総務大臣が以下の基準に適合した地方団体をふるさと納税(特例控除)の対象として指定する仕組みです(中略)。

返礼品を送付する場合には、以下のいずれも満たす地方団体

  • 返礼品の返礼割合を3割以下とすること
  • 返礼品を地場産品とすること

この改正は、6月1日以後に支出された寄附金について適用となりますので、指定対象外の団体に対して同日以後に支出された寄附金については、特例控除の対象外となりますのでご注意ください。

カンタンにいうと、ふるさと納税の主旨から外れるような返礼品を登録するなよ…という総務省による規制強化が行われた結果、海外旅行や豪華客船クルーズ等に交換可能な旅行券の配布が制限されてしまった形となります。

  • 過去:自由度の高い旅行券の配布が可能だった
  • 現在:各自治体でしか使えない旅行券配布が主流

つまり、現在ではいくら探しても、H.I.S.ギフト券や日本旅行ギフトカード等を返礼品の中に見つけることは出来ないということです(不正な返礼品登録が発覚した場合には、総務省により指定対象外の団体とされてしまうため)。

不便にはなったけど使い勝手は良い:

次に、現時点でもらえる旅行券は、過去にもらうことが出来た自由度の高い旅行券とどう違うのでしょうか?

これは行き先が固定された旅行券であると考えるとわかりやすいのかも。

たとえば前述のように神奈川県箱根町に寄付をした場合には、箱根町への交通手段+宿泊先の料金支払いに使うことが出来るため、最初から『次の休みには箱根に旅行に行ってみよう!』と思っていた方にとっては、H.I.S.ギフト券と同等の使い勝手を得ることが出来るメリットがあります。

旅行先が決まってないと使いにくい:

反面、旅行先が決まっていない場合には、JTBふるさと納税旅行クーポンやJALのふるさとクーポンは使い勝手が悪い旅行券になってしまうので、各自治体に寄付をするのであれば先に旅行先を決めた上で寄付するようにしてください。

  • 旅行先が決まってない場合:決めてから寄付するのがおすすめ
  • 旅行先が決まってる場合:旅行券をもらうと非常にお得

それだけで旅行券を有効活用できるようになります。

少額では使いにくい旅行クーポン:

現時点でもらうことが出来る、ふるさと納税の旅行系返礼品は、JTBや日本航空といった、特定の店舗でしか使うことができない旅行券です。

そのため、1万円を納税して3,000円分の旅行券を貰ったとしても旅行プランの一部にしか充当できないことになってしまうので、それだったら自分で新幹線 or 飛行機のチケットを入手してホテル予約したほうがお得というもの。

  • 3万円未満の寄付:旅行券は使いにくいかも
  • 3万円以上の寄付:旅行券を有効活用可能

最低でも3万円以上の寄付をしないと有効活用は難しいことでしょう。納税時にはご注意ください。

さぁ、旅行券を使って旅に出よう:

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ここまでふるさと納税で旅行券について解説をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

正直、2018年までの状況と比べてしまうと物足りないなぁ…と思われる方は多いかもですが、ふるさと納税が規制強化されてしまった以上は現行ルールに即して納税をするしか選択肢はなし。

それに旅行先さえ先に決めてしまえば、現在入手可能な旅行券だって使い勝手はそう悪くありませんよ。

箱根、日光、銚子、那覇などなど、日本全国津々浦々を旅してもらえればな…と思います(自分で選びたい方は下記サイトなどにて)。

以上2019年12月現在でも、ふるさと納税で旅行券が貰える自治体まとめ!大手旅行代理店のJTBや日本航空で使える旅行券を入手しよう…という話題でした。

参考リンク:

旅行券だけでなく、他にもふるさと納税でもらえる商品券を知りたい…という方は下記記事を参考に。旅行券の他、地域限定の感謝券などが狙い目です。

furusato.cardmics.com

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