ふるさと納税の返礼品に、Amazonギフト券が再登場しているのを発見。
Amazon ギフト券で、数億種類の品揃えの総合オンラインストアAmazon.co.jp にてお好きな商品をお買い求めいただけます。Amazonで静岡地域の特産品のショッピングをお楽しみください。
だいたい10万円の寄付あたり4万円分のギフト券をお返ししてくれる形なので、還元率としては40%程度と平均還元率よりかなり上。
普段からAmazonを利用している方であれば最適なふるさと納税先になるのではないでしょうか?
返礼品としてのAmazonギフト券:
裏ふるさと納税の代表格:
しかし、ふるさと納税におけるAmazonギフト券付与については、2018年11月上旬に「裏ふるさと納税」として問題になったばかり(引用はこちら)。
ふるさと納税をめぐり、総務省が見直しを求めた「過度な返礼品」を、一部の自治体が「裏メニュー」のような形で用意していたことが、朝日新聞の調べでわかった。(中略)
静岡県小山町は、特定のふるさと納税サイトに時間限定で、寄付額の4割にあたるクオカードやアマゾンギフト券などを掲載。主に土日に表示され、「10月末で終了」としていた。その神出鬼没ぶりから、ツイッターなどでは「闇ふるさと納税」「総務省の目を逃れるためでは?」といった書き込みが相次いだ。
こうして報道で名指しで批判されたことで、今後はAmazonギフト券が返礼品として登場することはないのかな…と思っていたのですが、静岡県小山町は挫けず(?)、総務省と正面からぶつかる意気込みのようです。
うーん、勇敢というか無謀というか、もはやここまで来るとよくわかりません(苦笑)
たぶん短期間のみの掲載:
ただ私たち納税者側としては、せっかく再登場してくれたAmazonギフト券をもらわない手はなし。
たぶん、今回も期間限定な掲載になるものと思うので、Amazonギフト券が欲しい方は早め早めに納税するようにしてください。
一度納税さえしてしまえば、きちんとギフト券が自宅宛に届けられますよ(すでにTwitter上等でAmazonギフト券が届いたツイートが多く存在)。
追記:ワールドビジネスサテライトで放送
追記です。
テレビ東京の情報番組であるワールドビジネスサテライトにて、静岡県小山町のアマゾンギフト券に関する問題点が取り上げられました。
ふるさと納税の返礼品。魅力的なものだと、寄付金がより多く集まるだけでなく、地元への経済効果も生まれています。
しかし一方で、金券など地元とは関係なさそうな返礼品もまだ数多く出品されています。
その際、小山町の担当者はこのままAmazonギフトを返礼品として登録し続ける意向を示したので、情報サイトである「ふるなび」側が掲載ルール等を変えない限りは配布が続くものと思われます。
9月から10月の実施はすべて休日のみ:
過去、Amazonギフト券が返礼品として登録されていたのは、土曜日や日曜日、祝日といったお休みの日のみ(詳細は下記記事参照)。
しかし今回は月曜日になっても掲載が取り下げられていない状況なので、もしかすると年末の12月31日まで継続して配布が行われるのかもしれません。
引き続き、その動向をチェックしていきたいなと思います(急遽、ズバッと掲載が降ろされる可能性もありえる)。
ふるさと納税制度はどこに行く?
最後に。
政府はふるさと納税制度の根幹を揺るがしかねない自治体に対し、2019年からある程度の罰則を与える方針を示していますが、これってよくよく考えると、「2018年にルールを守らずに集めた納税額は返還しなくていい」ということでもありますよね。
つまり魅力的な地場商品を持っていない自治体は2018年にお金を集めるだけ集め、2019年以降はふるさと納税に力を注がない…という選択肢を取ることも可能ってこと。
特に今回Amazonギフト券を出品している静岡県小山町などは、普通に返礼品を提供した場合と比較して10年分、20年分といった金額をすでに集めてしまっているはずなので、言い方は悪いですが、もうふるさと納税制度にお世話にならなくてもどうにか出来てしまうのかもしれません。
そういった意味でも、やったもの勝ちみたいな風潮が、今のふるさと納税にはあるような気がする私です(ふるさと納税の仕組みは下記記事を参考に)。
以上、ふるさと納税にAmazonギフト券が復活(静岡県小山町)!もはや総務省への挑戦状とも言うべき、裏ふるさと納税の代表格です…という話題でした。
参考リンク:
ふるさと納税で商品券やギフトカードが欲しい…という方は下記記事も参考に。
Amazonギフト券ほど使い勝手はよくありませんが、他にも様々な商品券やお買い物券等が用意されていますよ。寄付額に対する還元率も高めです。