ふるさと納税でNECパソコンが守られると人気の山形県米沢市。
個人的にも納税先としておすすめの地方自治体だったんですが、どうやら総務省による再三に渡る通達を受け、ついに返礼品からパソコンを排除する方向性のようです。
時事通信が報じました(すでに記事は削除済)。
山形県米沢市は5日、ふるさと納税の返礼品としていたパソコンを、関係企業との調整がつき次第廃止する方針を決めた。(中略)
総務省は今年4月、パソコンなどの電子機器は「資産性が高い」として返礼品としないよう全国の自治体に要請。5月には米沢市を含む全国約100自治体に再び通知を出し、6月5日までに対応を報告するよう求めていた。
※ふるさと納税の仕組みがよくわかっていない…という方は、こちらの図解記事もあわせてお読みください。
米沢市のふるさと納税返礼品について:
毎日新聞の報道だとやや否定的?:
前述の時事通信によると、山形県米沢市ではふるさと納税の返礼品からデスクトップPC等のパソコンを削除する方針を固めたとありますが、毎日新聞の記事によると、米沢市は地元工場製パソコンを返礼品から除外するかどうかは具体的には述べなかった…と報じています。
16年度寄付総額が約35億3099万円となり、県内1位となった米沢市。5割という現在の平均返礼率を「見直す方向で検討する」とする。
ただし、一番人気の地元工場製パソコンを返礼品から除外するかどうかは「事業者との調整が必要」とし、具体的な回答を拒んだ。
言わば2つの新聞で言ってることが違う状態なわけですが、どちらの報道が正しいとしても、山形県米沢市がふるさと納税制度そのものを見直す方向性であることには間違いなし。
仮にパソコン配布を続けるという選択を米沢市がした場合でも、従来のように納税に対して50%程度の価値があるパソコンを送付してくれる可能性は非常に低そうな感じです(還元率が悪化するということ)。
- 最悪のケース:ふるさと納税からパソコンを除外
- うまくいっても:パソコンを貰うためには多額の納税が必要に
お得にパソコンを貰う最後のチャンス:
このようにふるさと納税でパソコンが欲しいなら、早め早めに納税をするのがおすすめ。
現時点ではまだ、納税額に対するパソコンの質は非常に高いので、パソコンが貰えるほどの所得があるならば見直しされる前に納税を検討してください(詳しくは下記、山形県米沢市のふるさと納税ページへ)。
今ならまだ間に合います!
家電を配布してた長野県伊那市も廃止:
米沢市同様に高額の返礼品を配布していた長野県伊那市でも、パナソニックやダイソン製の電化製品の廃止を決定。
出る悔いは打たれるではありませんが、還元率が高いお得な返礼品はどんどん潰されていく運命なのかもしれませんね。
納税する側である私達からすると、なんとも世知辛い話だなぁと思います。
追記:新制度によってパソコン復活
追記です。
山形県米沢市によるNECパソコン配布は2017年7月末であえなく終了…となりましたが、ふるさと納税の掲載ルールが明確となったことにより、2019年に再復活。
- 2017年:返礼品からパソコン削除
- 2019年:返礼品にパソコン復活
現状でパソコンをもらおうとするとかなり高めの寄付金が必要になりますが、年収にして1,500万円以上もらっている方であれば貰える可能性があるのでチェックしてみてください(貰えるパソコン一覧はこちら)。
最新のNECパソコンがもらえます。
安曇野市や飯山市はパソコン配布継続:
また、NEC製のパソコン以外にも、どんなパソコンが貰えるのか知りたい方は下記記事も参考に。
現在ではVAIOやマウスコンピューターのパソコンがふるさと納税でもらえますよ。
以上、ふるさと納税でNECパソコンが貰えると人気の山形県米沢市が、返礼品からパソコンを廃止!?仮に継続されるとしても、還元率の悪化は免れません…という話題でした*1。
参考リンク:
ふるさと納税でいくらまで納税が出来るのかという寄付上限がわからない…という方は下記記事を参考に。
寄付可能額は年収や、どのように税金が減額されるかといった仕組みがわかるようになりますよ。
*1:私も山形県米沢市がパソコン配布をやめてしまう前に…と、2017年4月にまた、ノートパソコン1台を貰っておきました。ちなみにこのパソコンは、先日、メインPCであるレッツノートが故障してしまった時に、代車ならぬ代パソコンとして活躍してくれました。